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尊敬と軽蔑のあいだに

30代サラリーマンの備忘録です。至って健康体です。

『夜行』(森見登美彦)を読み終えて【雑多な読書感想文】

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森見登美彦先生の約一年半振りの新作『夜行』でございます。一週間という期間を経まして、無事に読み終わりました。

森見先生に始めてお会いしたのは(実際には会ってないですよ)フジテレビの深夜アニメ枠「ノイタミナ」で放送されていた『四畳半神話大系』でした。

独特とも言い過ぎる世界観。アニメの作りも然る事ながら、その途切れの無い日本語の羅列にアニメで引き込まれ、次の日には本屋に赴き原作の小説を買っていました。

 

それまで伊坂幸太郎先生の小説しか読んでこなかった自分には京都の街並みや、日本語の純粋な組み合わせに感銘を受け、非常に好きになりました。(ファンタジーっぽさがあるのも良いですね。浮世離れしているというか)

そうそう『有頂天家族』もアニメの影響でした。影響というより、この場合は先に小説を読んでアニメが放送されるという事でアニメも拝見し、小説の世界観とアニメの世界観が狂いもせず放送されている事に非常に感動しました。

今日も『有頂天家族~二代目の帰朝~』を購入しました。どうやら次回作もあるという事で、なかなか持ち歩ける大きさでは無いので家でじっくりと読みたいと思います。

 

さて本題。『夜行』でございます。

舞台はやはり京都。最初は怪談話かなと思いながら読み進めるとやはりファンタジー、そして現実感。最後の50ページ程は息継ぎ無しで読み切りました。

光の世界と闇の世界。こう書いてしまうと非常にチープな感じになってしまいますが、人生の解釈ってパラレルなんだなって考えさせられる物語でした。

読後に爽快感は特にないですが、人の生きる道の方向性、意味、そういう根本そのものを考えさせられる物語なのではないかなと思います。

最初は本当に怪談かと思いましたからね。「冬に読むものじゃないよ」って。

最後は暖かいですよ、それが暗いものでもあるのですけどね。

 

ネタバレせずに書くと内容が薄くなってしまいますね。難しいです。

 

夜行

夜行